フリーランスと企業、ホームページ制作料金の差

フリーランスと企業、ホームページ制作料金の差

ホームページは誰でも更新できる時代

全くわからない分野のことだったらお金払って誰かに任せてしまえるのですが、ホームページというのは日常的にパソコンに触れる機会のある人なら誰でも更新できる時代になってきました。

それはWordPressなどのCMS(コンテンツマネジメントシステム)が急激に発達してきたおかげです。

「格安」には裏がある

一昔前まではシステムバリバリのWordPressサイトのようなものを作るだけでも数百万〜数千万円かかってましたが、今では「激安 ホームページ作成」などで検索すると29000円で作ってくれるところも出てきました。

しかし、世の中にはまだまだたくさんのWEB制作業者が生き残っております。
これは、「安さの裏には何かある?」という疑いを持って価格だけで決めない日本人が多いからだと思います。

格安航空会社も同じで、ある程度自分で何でも手配できるし、空飛んでる1〜2時間ぐらい寝てればええねんと考える人はLCCでいいんです。

今話題の格安スマホも同じです。月々使わなくても6000円払うのがもったいないなら格安スマホに切り替えるだけで月2000円になります。でもdocomo、au、SoftBankみたいに何か困ったら店に持ち込めばいいという考えの人はまずムリです。「困ったら自分でネットで調べて解決できる人」向けのサービスなのです。

ネットで航空券を買えない人もいればパソコンを触ったこともない人もいる。その中でただ価格だけで戦っていると双方疲れてしまうだけです。

なので、29000円でホームページ作ってくれるところがどんなサービスをしているのかはわかりませんが、恐らくは自分である程度なんでもできる層向けのサービスなんだと思います。LCCや格安スマホと同じ。

格安以外がボッタクリかというと決してそうではなく、料金の大半が困ったときの相談料なんだと思います。
相談に乗るにはそれなりの知識を持ったスタッフを配備しておかねばなりません。もし退職してしまえば新たにリクルートして育てなければなりません。そのような料金をユーザーが負担して支払っているわけです。

我々のように事務所も設けず個人でやっている場合はそんなに経費がかかりません。なので良質なモノを比較的安価に納品することが可能です。

もうひとつのメリットは土日祝でも仕事してることが多いので企業の作業代行なんかも請け負っております。これがなかなか評判いいんです。社員に「日曜のこの時間にこの仕事して〜」とお願いできないシチュエーションで活躍させていただくわけです。

年中無休で(寝てる時と遊んでる時以外)仕事できる環境を既に構築してしまっているのである意味無敵なんだと思います。

スピード&クオリティ&プライスが揃っているのがフリーランスです。
フリーランスをもっと活用する社会にしていかないといけませんね。