amazonに商品を出品する
amazonは誰でも簡単に商品を出品することができます。しかも日本では現在PV数ナンバーワンショッピングサイトなので出品した商品の注目率もストアーズやBASEと比べると雲泥の差です。もちろんその分出品手数料しっかり取られますがね・・・。
でも広告料だと思えば利益額の高い商品なら問題無しです!
ただ、amazonというのは売れる商品はアホほど売れますが逆に売れない商品はうんともすんとも動きません。
これはどういうことなんでしょうか?
突き詰めていくとそこにamazonの恐ろしさが見え隠れするのがよくわかります。
amazonのカート獲得システムは毒にも薬にもなる
amazonは本当に不思議です。面白いシステムはありません。何が面白いかと言いますとamazonには「カート」獲得システムというのがあるのです。
カートとは商品ページに表示されている「その時の代表店舗」という事になります。
この場合だと「Amazon.co.jp」が代表店舗となっており、ショッピングカートに入れるボタンを押すとamazonから5340円で購入することになります。
しかしよく見てみるとこの商品は5122円から売っているのである。
amazonのシステムをよく理解できないユーザーはこの時点で同商品の価格比較をすることなくAmazon.co.jpから購入してしまうのですが、amazonでのショッピングに慣れている方であればほぼ間違いなく「新品の出品」というボタンを押して中のページに入り価格比較をします。
つまり、慣れていないユーザーに対してはこの「カート」を獲得するということさえできれば売れるということです。
最安出品なのに売れないのはなぜ?
先ほどはカートを獲得すれば「価格比較ができないユーザー」は買ってくれるという内容でしたが、逆に「価格比較ができるユーザー」にとってはカートよりも更に進んだ価格比較ページで全てが決まります。
この画像を見る限り商品価格が最安の5122円の店舗は上位には食い込んできておりません。
なぜなら、商品価格は安くても送料が別途かかるのでしょう。amazonの価格比較画面では送料も含んだ価格での順位で並んでおります。
通常は最安出品している店舗が「カート」獲得していることが多いのですが、例外が3点あります。
1.納期
2.評価
3.amazon出品
1の納期についてはできるだけ早く納品できる店舗が優先してカートを獲得することができます。
Primeという文字が目立ちますが、これは出品者側から見ると、amazon倉庫に商品を預けておいて注文が入ったら即時にamazon倉庫から出荷されるという画期的なシステム(別途手数料・保管料)を利用している店舗に付きます。
納期も超最速で都心部なら当日に納品されたりもします。
2の評価ですが、ものすごい悪いとかものすごい良いとかじゃないとカート獲得には影響しません。
3のamazon出品は、これほど不公平な話があるのか!?と言いたくなるぐらいの話です。amazonが出品している場合は問答無用で最安じゃなくてもamazonがカートを獲っていくことがほとんどです。頑張ってカートを獲るには価格を最安よりももっともっと下げることで獲得できることもあります。
amazonが出品している商品は売れ筋であっても手を出すのは考えなおした方がいいかも知れません。
という具合にamazonで商品を販売するにはカート獲得と最安をうまく使い分けて運営しないと全く利益が残りませんのでご注意ください。